新世界より

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大阪への帰省ついでに、初めて新世界に行ってきました。
生まれも育ちも大阪ですが、なぜか地元だと観光しないのですよね。
カメラを通してみる新世界は、とても賑やかで、楽しい被写体でした。



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実家は和歌山の傍なので、遊びに行くのならいつも心斎橋でした。
グリコなんか振り返ることなく、おしゃべりや買い物をたくさんしていた気がします。

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今週末はまた懲りずによそさまのゼミ合宿にお邪魔させていただきに行きます。
なんといっても念願の初島!!
たくさん写真を撮るのが楽しみです。

書きました:この本!おすすめしますと薬学図書館研究集会のGW報告

「情報管理」に毎月掲載されるコラムの「この本!おすすめします」と、「薬学図書館」で特集された平成25年度薬学図書館協議会研究集会のグループワーク報告がどちらも今月号に掲載されました。

  

  • ”≪特集:平成25年度日本薬学図書館協議会研究集会≫参加記およびグループワーク報告(Aグループ)”. 薬学図書館. 58(1), 2014, p.43-44.


今月号の「情報の科学と技術」には、大学の同期だった方のコラムが掲載されていました。この業界、石を投げれば図情に当たるとはよく言われますが、知り合いがたくさんいて、それぞれ活躍しているのを見るのはとても嬉しいです。

「情報管理」のコラムは、執筆にあたって過去のものを読み返してみると、著名な先生方ばかり書かれていて本当にgkbrでした。経験も知識も浅い自分が勧められるような本もなく、であるならば、若い(?)なりに考えていたことを本を交えてお話ししてみようと思い、あのような形になりました。タイトルはもう少し推敲の余地があったと思います(^^;
ちなみに、夜明けの図書館は以前のブログでとっても熱狂的に紹介していました(正統派図書館漫画、誕生!/埜納タオ「夜明けの図書館」 - 図書館学の門をたたく**えるえす。)。今や図書館漫画としてとっても有名なので、紹介するのも今更でしたが。漫画というメディアを用いたことに抵抗を感じる方もいらっしゃったかもしれませんが、それも未熟な若さゆえということで大目に見ていただければ幸いです。

きっと、人により世代により考え方が違うでしょうが、いろんな人の図書館の見方を聞いてみたいなと思います。

理化学研究所の小保方晴子さんの論文

昨日から非常に話題となっている小保方さん。美人でおしゃれであることや、研究室を可愛いもので飾っていることなどが話題になりますが、その研究成果だけでも非常にセンセーショナルで素晴らしいものです。

今回話題となっている論文は、2014年1月30日付でNatureに掲載されたこの論文です。


  
PubMedにはまだ収録されていないのか、検索してもヒットしませんでした。
その他、PubMedに掲載されている範囲 で、小保方さんが筆頭著者になっている論文は以下の 3本でした。 単純に名前で検索しただけなので、検索漏れがあるかもしれません。一応所属までは見たのですが、同姓同名の別人でしたらごめんなさい。
(以下PubMedのリンク)

  • Obokata H, Kojima K, Westerman K, Yamato M, Okano T, Tsuneda S, Vacanti CA. ”The potential of stem cells in adult tissues representative of the three germ layers”. Tissue Engineering & Regenerative Medicine International Society. 17(5-6), 2011, p.607-615.
  • Obokata H, Yamato M, Yang J, Nishida K, Tsuneda S, Okano T. ”Subcutaneous transplantation of autologous oral mucosal epithelial cell sheets fabricated on temperature-responsive culture dishes”. Journal of biomedical materials research Part A. 86(4), 2008, p.1088-1096.


  
小保方さんのニュースに驚くとともに、良い意味で自分の生き方を考えさせてもらいました。今後も益々のご活躍を楽しみにしています。

今日読んだ記事:子育てをしながら働くということ

 

私が仕事をすることは、様々な人に理解と協力を請い、助けていただき、迷惑をかけ、頭を下げ、感謝して頑張ることなのかと思っています。後ろめたさとの戦いでもあります。
一方、仕事を辞めれば、負担と責任と後ろめたさから一気に開放されます。きっと、私が仕事を辞めても誰からも咎められることはないでしょう。むしろ、家族にも病院にも喜ばれるかもしれません。これが、子育て中の常勤女医の現実ではないでしょうか。


仕事柄、医学関係の学術雑誌にはほぼ全て目を通す。
学術論文はさっぱりわからないので読めないが、たまにお医者さんが書くコラムや書評が面白くて読み入ることがある。冒頭の文章は「日本の眼科」という雑誌に掲載されたコラムの中から引用した。

医学界においても、女性のキャリアは課題の1つらしく、このように子育てやキャリアに関するコラムは度々掲載される。テーマが身に迫るものであることもあり、見かける度に読み、共感する。
この筆者のように、夫婦とも医者であれば世帯収入には困らないと推測できるので、働く理由に経済的要因はあまり影響しないだろう。職場だけでなく社会にも、子どもの多感な時期に母親が傍にいないことを批判する風潮がまだある。お金がないので共働きというならまだ周囲の理解も得られるかもしれないが、そうではない場合、風当たりはより強くなるのではないだろうか。
職場でも迷惑をかけ、母親としても責められる。女性が子どもを産み育て、そして自分のために働くということは、そこまで大変なことなのだろうか。

「17時にさっさと帰ってさぞかし時間があるだろう」と思われるかもしれません。私も子育てをする前はそう思っていました。
でも、子育てをやってみたら誰もそんなことは言わなくなると思います。仕事が終われば、保育園と学童保育の2ヶ所にお迎えに行き、晩御飯を作り食べさせ、宿題をみてやり、選択して、子どもをお風呂に入れてパジャマを着せて寝かしつけ、夜中も起こされ、朝は、洗濯物をたたみ、朝食を用意し、時にはお弁当を作り、子どもにご飯を食べさせ、着替えを手伝い、小学校に送り出し、保育園に連れて行くのです。週末には、掃除に一週間分の買い物、子どもの習い事の送り迎えです。誰も代わってはくれません。


私はまだ子どももいないしまだ結婚もしていないが、働き続けることを希望する限り、いつかきっと同じ思いをするときがくる。得てして、人はそのときが来るまで物事を真剣に捉えられないものだ。なんとかなるんじゃないかと甘える気持ちが、確かに自分にもある。
このように字面で示されると、その苦労が現実のものとして見えてくるが、今ですら働いて家に帰り、自分の面倒を見るだけで手一杯で、到底、できる気がしない。

そこまでして、なぜ働くのだろうか。働きたいと思うのだろうか。

そんな私が、仕事を辞めずにいるのは、周囲の理解と協力に支えられ、自分が仕事を続ける理由を確認し、『その先に』あるものを探しているからかもしれません。
辞めたくなった時は、医師を目指して勉強したこと、自分を育ててくれた恩師のこと、初めて患者さんから感謝された感動を思い出し、職責の重さを再認識し気持ちを切り替えるようにしています。そして、続けるためにもう一つ大切なことは、子育て中でも医師として成長することをあきらめないことではないかと思います。お手伝い的な仕事では、やりがいを感じられないこともあるでしょう。自分自身から、責任が負えないからといって、できることにどんどんと予防線を張って後退していってしまうこともあるでしょう。それは、仕事を続けるモチベーションを低下させます。専門医を取ったら、次の目標がなくなり辞めてしまうかもしれません。
しかし、子育てを理由に医師としての成長を阻害されてはなりませんし、努力を放棄してもいけません。

  
もし子どもを産むことがあれば、私も、働き続けたいと考えている。その苦労は想像を絶するが、それでもやはり、これまで学び、少しずつ成長してきて、それを止めたくないのだ。幸い、図書館の業界には子どもを育てつつ働き続けてきた先輩方がたくさんいてとても心強いし、図書館だけでなく、医者でも、その他の職業でも、働き続ける女性はこれから益々増えていくだろう。働くことができるというだけでなく、どのように働けるか、自分の能力を伸ばしていけるかというところが大事なんだと気づいた。
もちろん経済的にも身体的にも自分の望むようにならないことは多々あるだろうが、それでもその都度前を向いていけたらいいなと思う。


田中(福地)文香. "常勤子育て女医『前例を作る・そして、その先へ』". 日本の眼科. Vol.85(1), 2014, p.38-39.

2013年度情報検索能力応用試験2級後半の試験問題が解けなかった件について:NDCとUDCの比較

2013年度の情報検索能力試験の問題がウェブサイトで公開されました。
情報検索能力試験問題


今年、会社の都合もあり、初めて情報検索能力試験を受験しました。
元々図書館情報学に密接した内容ですので、経験者ということで基礎と2級をいっぺんに受けました。社内の図書館に関係ない人も数名受験しました。

そもそも、私はその日同会場同日開催された図書館情報学検定試験を受けたかったんです。
過去の記事のように、図書館情報学検定試験は過去何度か受験して、わりと良い成績取って、そのおかげで就職もできましたし、さあ今年も力試しするぞーと思っていたら受験できなくてとてもがっかりしたんです。
まあ仕方ないかと思って情報検索能力試験を受験したら、なんと情報検索能力試験にでた図書館情報学の問題が解けなかったのでした!
く、悔しい!

ということで、解けなかったこの問題はどう解答するのが適切だったのかという話です。


そもそも情報検索能力試験とは

情報科学技術協会(INFOSTA)が1985年から実施する情報検索能力に関する試験で、”学術情報等を検索し、検索結果の加工や評価、コンピュータ関連のITに関する知識や技能を問う試験”です。
(情報検索能力試験,サーチャー試験
情報検索基礎能力検定試験 - 資格の王道参照)
いわゆるサーチャー試験などと言われています。
受験者層は学生や社会人で、業務でデータベース検索などを行ってる人が多く受験しています。分野は医学からビジネス、特許など知財関係など幅広く、特に限定していません。
情報検索基礎能力試験と情報検索応用能力試験があり、応用能力試験は2級と1級に分かれています。2級は筆記試験(マークシート+記述式)のみ、1級は筆記と面接(口頭)試験です。
情報検索能力試験の歴史や成果については、山崎先生の論文が詳しいです。
CiNii 論文 -  情報検索能力試験25年の歴史からわかること(<特集>インフォプロ:過去・現在・未来)


肝心の問題

2013年度情報検索応用能力試験 2級試験問題(後半)※PDF


問 14 次の 2 種の分類法を読み、以下の問いに答えなさい。
(1) 分類法A 分類法Bの名称を答えなさい。なお、名称は正式名称でも略称でも良い。
(2) 分類法A,Bが対象とする資料は、それぞれ主にどのような資料か答えなさい。
(3) 分類法A,Bの図書館等における主な目的や適している事は何か答えなさい。
(4) 分類法Aの短所を述べなさい。
(5) 分類法Bの短所を述べなさい。


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こんな問題も分からなかったのwwwっていうのは自分でもそう思います。お恥ずかしい限りです。
もちろん分類Aはすぐ分かりますが、分類Bがわかりませんでした。筑波に6年もいてこれが分からないと言っちゃうのは、伝統ある大学にも申し訳ないですね。すみません。
でもまあ、図書館情報学検定試験なら甘んじて自分の不勉強さを反省するのですが…これ、情報検索能力試験なので、受験者は別に司書資格持ってるわけでもないんですよ。NDCの分類すら覚えているか怪しい。素直に解けた人はすごいなと思います。

これを解いたときは、分類法Bが分からなかったので、設問の趣旨から考えて、NDCとNLMC(米国国立医学図書館分類法)のように、総合的な分類と専門分野の分類を比較してるのかな、と思ったんですよね。NLMCはアルファベット表記ですし大体覚えてるので、それじゃないのは分かりますが、じゃあ自分の知らない専門分野の分類が他にあってそれなのかも、と推測で解いたら大外れでした。
後から考えれば、十進分類法なとこから考えれば一発なんですけどね。でも総合的な分類同士を並べてこの設問はおかしい!みたいな思い込みがあったんだと思います。


問題を解いてみる

(1) 分類法A 分類法Bの名称を答えなさい。なお、名称は正式名称でも略称でも良い。


分類法Aはみんな大好き日本十進分類法(NDC)です。
分類法Bは、国際十進分類法(UDC)でした。いまどきUDC使っている図書館ってあるのでしょうか。東邦大学もUDCからNDCに変えてましたし。
|月刊 センター長!|東邦大学習志野メディアセンター


というかそもそも、元々日本におけるUDC事業を担当していたのがINFOSTAですが、既に撤退しているんですよね。
CiNii 論文 -  UDC事業の撤退に伴うお知らせ*1
それだけ日本で使われなくなった分類ということなのかもしれません。


解けなかった問題を考える

(2) 分類法A,Bが対象とする資料は、それぞれ主にどのような資料か答えなさい。
(3) 分類法A,Bの図書館等における主な目的や適している事は何か答えなさい。
(4) 分類法Aの短所を述べなさい。
(5) 分類法Bの短所を述べなさい。


(2)以下の設問は、実はいまだによく分かりません。
”何を答えさせたいのか”が分からないので、適切な解答が想像できないというか。

NLMCのように、専門主題を持つものなら分類法によって対象にする資料が異なるのはわかるのですが…そもそも、NDCもUDCもどんな主題の資料でも分類できるように考案された分類法ですよね。
どちらもデューイ十進分類法(DDC)を元にしているのですから、どちらかといえば類似した分類法であるのは当然です。日本に向けたのが日本十進分類法国際基準なのが国際十進分類法です。もちろん、UDCは科学技術分野に強いとか、学術論文まで分類できるとか些細な違いはあります。が、ここでそれを答えさせるのはちょっと違う気がするのです。一学期まるまるかけてみっちり教えた分類法の期末試験ならまだしも。なので、正直(2)の解答はどちらも同じ文言をかかざるを得ない気がします。

(3)は、国際基準か日本で普及しているかという地域性に言及するしかないでしょうか。もしかしたら、科学技術分野の話を出してほしいのかもしれませんが、どちらも全ての資料を分類できるといった点では違わないですし。あ、でも(3)にだけ”それぞれ”などの文言がないため、”主な目的や適している事”は分類A、Bで共通のことを指していたのかもしれません。もしそうならちょっとわかりづらい気もします。

(4)、(5)ではなぜか別々に短所を聞いています。
NDCと比較して明らかであるUDCのデメリットが分からなかったので、INFOSTA発行の「情報の科学と技術」に掲載されていたUDCへの批判をみてみました。

5. UDCへの批判


(1) 標数が数字の羅列であり、直接対象概念と結びつかないので、親しみにくい。
(2) すべての知識を10に区分したこと自体に無理がある。それをさらに10ずつに細分していくことは、すべての主題が必ずしも10の細目に区分できるわけではないから、不自然で、無理を強いることになる。
(3) 10の区分に枠決めをすることによって、新しい概念を導入する場が阻害される。
(4) 基本的な体系が現在学問体系と合わなくなっている部門がある。
(5) 国際的であるということは、反面改訂に多くの人のコンセンサスを必要とし、標数の改訂に迅速な対応が難しい。
(6) 主題分析により抽出される要素が人によって異なる。したがって、インデクシングすると三人三様になる。
(7) 抽出された要素の配列順序が明確でないから、検索の場合に不安定要素が残る。


CiNii 論文 -  国際十進分類法(UDC)(<特集>分類について考える)


(1)から(3)までは、十進分類法への批判なので、これはUDCだけでなくNDCにもあてはまります。(5) は、NDCと比較して国際的であるのはUDCの大きな特徴ですが、かといってNDCがコンセンサスを必要とせず改訂に迅速な対応ができているわけでもないのでしっくりきません。(4)もNDCが現在学問体系と合致しているとは考えにくいです。
残るは(6)、(7)です。この話を持って来ようとすると、分類の概念分析だとか複合主題だとかいう話になりそうです。私の力不足でそこまでの話はできません…orz

細密に比べれば、地域性以外にも、UDCのファセット性やDDCを元にしたNDCがDDCとは違えた点(カッターの展開分類法を参考にしたとか)などが考えられます*2だがしかし。
何度もいいますがこれは情報検索能力試験の問題です。分類の授業の単位が欲しいわけではないのです。


結局

やっぱり考えてみてもよくわからないなー、というのが本音です。
(3)については、分類法A, B共通で、全ての分野を扱う図書館での資料の分類や配架などで解答できると思います。
(2)の「分類法A,Bが対象とする資料は、それぞれ主にどのような資料か答えなさい。」は・・・UDCは自然科学に強くて、NDCは日本の資料に強いとか?たしかにUDCは科学技術文献速報での使用が有名ですが。でもどちらも、特徴の1つではあるけれど、それ以外の資料を分類できないわけでもないですし、普通に全ての分野で使われています。「どのような資料」なので、図書館で管理する図書、とか?
(4)・(5)は、区別されていなければ、十進分類法のデメリットを挙げれば済むのでしょうけども。国際標準なので日本では普及していない、とか、海外では利用されない、とかになるのかなあ。
教えてエロい人。

まとめ:資格試験における作問の重要性

以前、図書館情報学検定試験の問題で海外の図書館の外観写真を出して、「この図書館の名称を答えよ」というものがあり、話題になったことがありました。それは問題として適切なのかと。
資格試験、検定試験の問題は、つまりその資格を持つ人はこれが答えられる人であってほしい、という検定者からの知的水準の要求なわけです。試験問題がその資格を形作っているといっても過言ではないでしょう。なので、資格試験における作問は非常に重要であり、その資格の生命線のようなものだと思います。
UDCが分からなかった時点で私に言えることは何もないですが、設問をみても少し違うかなーと思ったのでした。個人的には、NDCとUDCよりも、NDCとNLMCを比較したほうが、情報検索能力試験としても分類の試験問題としてもまだ分かりやすいというか。でも、「情報の科学と技術」にはUDCの記事はたくさんあっても、NLMCはほとんどないんですよね。



そんなこんなで、解答例を楽しみにしてます。

*1:現在は、ボランティアによって日本語版が作成・提供されているようです。詳しくは http://ci.nii.ac.jp/naid/110009562664 とか http://ci.nii.ac.jp/naid/110007227132 で。

*2:藤倉恵一. 図書分類雑感(http://www.bunkyo.ac.jp/faculty/lib/klib/nenpo/la02/la0218.pdf)

カピバラ と カピバラさん の仁義なき戦い:Google先生に聞いてみる

学部生時代に、指導教官から、文章を書くときにその言葉が一般的に使われているかどうかを調べるにはGoogle先生に聞けば良いとを教わりました。
指導教官との校正のやり取りでは、Google先生による多数決の支持が根拠になっていたので、すっかりそのやり方が定着してしまっています。しかしそもそも、この方法で”一般的に言われている言葉”の根拠になりえるのでしょうか?

『一般的にはそんな言い方はしない』→『Googleで調べたら2,850,000 件』→『Googleが基準w』 - Togetterまとめ

謎の果実・アボガド - Togetterまとめ


やはり、Google先生の支持でそれが一般的に言われているかどうかということには賛否両論あるようです*1
一方で、ある程度市民権を得ている誤用であっても、Google先生は騙せないところも面白いですね。

カピバラ vs カピパラ

誤用の比較ということで、よく言い間違われる言葉の1つであるみんな大好きカピバラとカピパラについて比較してみました。
ちなみに、検索条件はダブルクォーテーションで括っただけなので、中間一致で別の言葉を拾っている可能性は排除していません。雑だな!

"カピバラ" 約 5,190,000 件
"カピパラ" 約 393,000 件

さすがGoogle先生、カピパラごときには揺るがないようです。


カピバラカピバラさん の仁義なき戦い

ところで、私はカピバラが好きです。カピバラさんも好きですが、やはりカピバラにはかないません。

ここにおけるカピバラさんとはTRYWORKSによるキャラクターの商標です。リラックマやその他のキャラクターのような知名度はありませんが、それなりに目にされたことはあるのではないでしょうか。最近、地方限定のストラップの陳列棚がチョッパーやなめこに占領されて悲しいです。
これに対し、カピバラというのは、南アメリカ東部アマゾン川流域を中心とした温暖な水辺に生息する世界最大のげっ歯類の名前です。つまり世界一大きなねずみです。ゆず風呂につかるカピバラで一躍ブームになり、近年動物園での飼育数も増えているように感じます。

カピバラさんのヒットによりカピバラの知名度が高まったのは事実です。というより、カピバラさんは知っていてもげっ歯類のカピバラを見たことがない人も多いでしょう。
そこで、今現在においてカピバラさんとカピバラはどちらの方が”一般的”なのかGoogle先生に聞いてみました*2


結果


じゃじゃーん!

"カピバラ" -"カピバラさん"*3 約 2,810,000 件
"カピバラさん" 約 2,410,000 件


き、僅差ですが!僅差ですがカピバラの勝利です!
良かった!!



ちなみに事の発端は、文章で「念願叶って」と書いたところを校正で「念願”が”叶って」と修正されたことでした。
文章の語感からも「念願叶って」と使いたかったのですが、助詞を抜いたおかしな言い方かな?と思いGoogle先生で検索することに*4。しかし、そもそもGoogle先生で検索することは方法として根拠となりうるのか?と考えて少し調べてみたのでした。
もちろん「(誤用であっても)大多数に使われているか」ということと「雑誌に載せるような文章として記述して良いか」は別の問題ですし、おそらく文章の体裁として「念願叶って」というフランクな言い方が不適切ではという意味で修正されたのだと思います。

論文に使用できるかは別としても、Google先生の検索結果は面白いですね。
しかし実在動物(三次元)としては完全にキャラクター(二次元)に食われてますねカピバラカピバラかわいいんですよカピバラ

*1:どちらも批判的な応答ですが

*2:これほど雑な検証もありませんが、お遊びということで

*3:単純にカピバラの検索結果からカピバラさんを除きました

*4:"念願叶って"は約 6,730,000 件、"念願が叶って"は約 420,000 件 でした。

今年もディズニー・オン・クラシックに行きました

 

 
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ディズニー・オン・クラシックは2002年から毎年開催されているディズニー音楽のクラシックコンサートです。
 
 東京フィルハーモニー交響楽団がブラッド・ケリーと共に結成した「ネバーランド・オーケストラ」とブロードウェイで活躍するヴォーカリストによるとても豪華な演奏会です。ディズニー・オン・アイスと同様、ツアー形式で全国を巡回公演するのは、さすがディズニーというところ。
ディズニー・オン・クラシックはここ数年しか見ていませんが、ディズニー・オン・アイスは父の職場の関係で物心つく前から毎年見に行っていました。上京するまでリアルタイムのエンターテイメントはほぼそれのみで、その経験が今の自分の大きな礎になっているのだと思います*1
 
さて毎年楽しみにしているディズニー・オン・クラシック。先週はサントリーホールでの公演を楽しんできました。
”まほうの夜の演奏会"というだけあって、国際フォーラムなどでの通常の演奏は映像やライトの演出も強く、音楽とビジュアルを併せた総合的なエンターテイメントショーです。そのため、舞台や人数の都合からストリングスなどの楽器音がアンプを通して演奏されます。もちろん公演は素晴らしいのですが、せっかくの演奏会でアンプの音は少し残念です。
しかし!サントリーホールやみなとみらいホールなど特別な会場での公演のみ、アンプなしのフルオーケストラ編成での演奏会になるのです!もちろんその分、映像や演出はほとんどなくなりますし、ボーカルや一部の電子楽器などはアンプなので、そのちぐはぐもあります。けれど、楽器もボーカルも音の響きが全然違う!サントリーホールでの演奏は素晴らしいの一言につきます。
 
普段は撮影禁止のサントリーホール
オーケストラの楽器の装飾も楽しみの一つです。
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マレットスタンドの七人の小人が可愛い!
メイン演目がリトル・マーメイドでしたので、アリエルやセバスチャンの人形も多かったですね。

 

通常公演では後半一部はピノキオの組曲ですが、ツアーの一部で今年限定(?)でハロウィンバージョンの特別演奏会も開催されていました。国際フォーラムなど通常会場のみでしたが、その演奏会でだけピノキオ組曲に代わってファンティリュージョンのヴィランズのテーマ(はげ山の一夜など)とナイトメア・ビフォア・クリスマスの曲が演奏されるという私大歓喜な仕様に。もちろん行きました。Halloween!

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サントリーで聴けないのが残念でしたが、チェロの人がジャックのサンタ人形を飾ってくれていてとても嬉しかったです。ハロウィンは終わって、もうすぐクリスマスですもんね。

 

ディズニー・オン・クラシック 2013 Happiness with You ~ “笑顔”とともに プログラム

アンケートの人気曲を取り上げてくれたり、ハピネス・イズ・ヒアやスターツアーズなどディズニーリゾートの旬な楽曲を取り上げてくれるところがすごく好きです。
きっと来年はアナと雪の女王がくるはず!! 

 

さて今月はいよいよファイナルです。こんなにディズニー・オン・クラシックに行くのはおそらく人生で最初で最後ですので、今からとっても楽しみです。
 

 ちなみに昨年の演奏会が10周年記念でBD化したのですが、絶賛リピート中なのでぜひ今後も映像化してほしいです。演奏会のBD/DVDって、ずっと見なくても良いので何かしながら流すのに調度良いんですよね。レ・ミゼラブルの25周年ライブBDも鉄板。

 

*1:今思えば、興行にとてもお金がかかるアイスショーを地方の田舎の子どもでも楽しめるのはディズニーブランドだからこそですね。ミッキーマウス保護法と揶揄される著作権法やTPPの問題もありますが、田舎にいながら豊かな文化的経験ができたのはミッキーブランドの著作権あってのことと思うと、正直少し複雑な思いもあります。