脳腫瘍闘病記①はじめに

突然ですが、父が脳腫瘍になりました。
私が母より連絡を受けたのは2月14日(日)。病院での診断は、2月8日(月)の時点で受けていて、翌日に大学病院で精査していただいたのですが、緊急性がないと判断され、入院待ちで自宅待機していました。
しかし、14日に私が一時帰省した段階で、すでに意識状態が低く、14日朝より尿失禁もきたしていたことから、病状が急激に悪化していると判断し、15日(月)に来院受診し、即入院・手術となりました。
一時期は今日明日で危ない状態だったものの、持ち堪え、無事昨日に予定した開頭手術を終えることができました。何とか一息つけたものの、この2週間は一日一日が不安と期待の入り混じった、何が起こるか分からない、なんとも言えない時間でした。
  
医学図書館に片足を突っ込んでいた自分として、患者家族が医療情報を求める際の情報探索行動などの研究テーマも見知っていましたが、まさか自分がその事例の対象となるとはこれっぽっちも思っていませんでした。
論文は読み慣れていても、病気の顛末や、治療方針の基準など肝心な知識は何も身についていません。そんな私が救われたのは、似たような患者家族の闘病を綴ったブログでした。
脳腫瘍は腫瘍の種類も多く、臨床症状も様々で、他の悪性腫瘍と比べて、比較的個人差が激しい病気だと思います。
病理検査の結果はまだ出ておらず、お医者さんも肝心なことについて何も言及してくれない中で、似たような患者さんの一連の流れを読むことで、父が今後どうなってしまうのかをようやく頭に思い描けるようになりました。
  
ブログの闘病記が有用な理由は、病状が多様なものの個々のケースを知ることができる点と、携帯電話さえあればいつでも自由にアクセスできる点があります。
職業柄、図書館を使えれば良かったのですが、入院から今日まで約2週間休職しており、かつ毎日面会時間の最初から最後まで同席していたので、時間的な余裕が全くありませんでした。
処置や手術の待ち時間でも、ブログであれば簡単にアクセスできますし、お医者さんが言いよどむようなことも書いてあります。お医者さんは責任の問題もあり、軽々しく発言できないのでしょう、何度聞いても、病理検査の結果がまだなので予後については話をしてくれません。でも、家族としては、検査結果が良かったらこんな症例もある、悪かったらこんな症例もある、といった具体的な事例を少しでも早く知りたかった。それができたのはブログでした。
  
元々、私のブログのモチベーションは自分が困ったこと・助かったことを共有して誰か1人でも役に立てば良いなという思いです。結婚式の著作権のテーマも、そこから始まりました。
なので、自分が助けられたことへの感謝の意味も込めて、脳腫瘍の経過をまとめたいと思います。しばらくお付き合いください。


父の症状が比較的似ていると感じたブログは、こちらの方のものです。
心の準備の助けになりました。ありがとうございました。
*脳腫瘍に 負けたくない*